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彼女と僕の伝奇的学問 1
青年達が遭遇する伝奇的ミステリー

 明応大学・民間伝承研究会のメンバーは、ある《祭事》の『実地調査』のため、山奥にある葦加
賀村を訪れた。
 民俗学初心者の大学1年・能見啓介はその矢先、村の入り口で謎の人影を目撃する。その人
物に大学の友人「弓立桜花」の面影を見た啓介は訝しみつつも村の見学を始めた。
 だが交流を深めるうち、彼らは村人達の行動に不審な点があることに気付き出す。深夜に蠢く松
明を持った人の列。メンバー以外のよそ者への過剰な対応……果たしてこの村に隠された真実と
は!?



彼女と僕の伝奇的学問 2
孤島の村で行われる謎の《儀式》――

 「――皆の者に命ず。この女を土牢に閉じ込めよ」
 その言葉に明応大学・民間伝承研究会の面々は戦慄した。
 太平洋上に浮かぶ九重島のある村を訪れた一行。そこには”神”をその身におろす巫女――”オ
ガミサマ”達が治めていた。研究会会長・楓の知人の少女・沙織が今年”オガミサマ”となる儀式に
臨み、研究会はその取材を予定していたのだが……かくして彼女に宿った「何者か」の宣託により、
楓は村人達に幽閉させた。解放を目指すメンバーは島の調査を開始する――。



彼女と僕の伝奇的学問 3
民俗学の聖地で、彼らは”目撃”する。
 民間伝承研究会の仲間、早池峰雪希が突然大学を去った。さらにその直後、彼女の妹と名乗
る少女・氷雨から『姉を助けて欲しい』という連絡が入る。残された啓介達は、一路彼女の実家が
ある岩手県は遠野――著・柳田國男『遠野物語』の舞台へ向かうことに。
 だがたどり着いた先で、雪希は謎の集団から『ワラシ様』と呼ばれ、新興宗教の教祖のように扱わ
れており、啓介らの呼びかけにもまるで応えなかった。
 メンバーは何とか彼女から事情を聞き出すべく行動を開始するが、奇妙な現象が起こり始め―
―?



絶対城先輩の妖怪学講座 1
その事件絶対城が解決します。
 
 妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端整な顔立ちだがやせすぎの青年、絶対城
阿頼耶(ぜったいじょうあらや)。黒の羽織をマントのように被る彼の元には怪奇現象に悩む人々から
の相談が後を絶たない。
 季節は春。絶対城が根城にする東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新
入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音(ゆのやまあやね)。原因不明の怪奇現象に悩まさ
れており、資料室の扉を叩いたのだ――。
 四十四番資料室怪人が紐解く伝奇ミステリ!


 科学的に解明する怪異もあれば、本当の怪異もあり、何故だか分らないが説得させられてしまう
内容に読み入ってしまいます。



絶対城先輩の妖怪学講座 2
今度の事件もお任せを。絶対城が解決します。
 
 東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・絶対城阿頼耶の元には今日も
怪奇現象の相談者が訪れる。
 夏休み。絶対城と礼音は織口准教授の誘いで、とある田舎の集落を訪れる。そこで二人は、古
代より続く奇怪な風習に巻き込まれるのだった。


 資料室にある大量の文献による知識と、巧みな弁舌で多くの怪異を解決に導く伝奇ミステリ第2
弾。



絶対城先輩の妖怪学講座 3
四十四番資料室の怪人絶対城に、危機到来!!
 東勢大学文学部四号館四階四十四番資料室。そこに収められた妖怪学に関する膨大な文献
は、絶対城が師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。
 ある日、四十四番資料室に独逸語の手紙と謎のスケッチが届けられる。そこに描かれていた妖怪
の正体とは何なのか。見事スケッチの謎を解いた絶対城の前にクラウス教授が現れる。久し振りの
再会に話が弾む師弟。しかしクラウス教授は突如、資料室を文献ごと返し、妖怪学をやめるよう絶
対城に迫り――!?


 待望の第3弾。絶対城の過去に何があったのか?真相に迫っていきます。























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